「ふくちゃん、どうしたの?」 「なんか、お店の前で行ったり来たりしてる人いない…?」 さくちゃんと2人でお店のカウンターに立っていると、ふと外を見ると、キョロキョロと人がこちらを見ている。 「ほんとだ…」 なんか変な人いるなぁ〜と、外を見ていた私にさくちゃんが声をかけてくれる。 キョロキョロ… キョロキョロ…… 「どうしたんだろうね。」 外の女の子は、黒髪で前髪が伸び過ぎていて、一切表情が分からない。 どことなく、ちょっと何かありそうな雰囲気を漂わしている。