悪いけど、諦めの悪さなら誰にも負けない自信しかねぇんだ。
「は?何のこと?」
「今にわかるから覚悟しとけ」
今はまだ言わない。
今言っても混乱させるだけなことはわかってる。
でも、明日からは容赦しねぇから。
ただの幼馴染は卒業する。
今度こそ、くるみにとってのたった一人の男になってやる。
お前を幸せにするのは俺だって、わからせてやるから。
「絶対見とけよ!」
「だから何の話だっつーの!」
15歳、悲しむくるみを見ていることしかできなかった。
くるみを前にすると素直になれなくて、つい口喧嘩ばっかりになって。
本当に言いたいことは一つも言えない。
でも、それも今日で終わりにする。
今度こそ「好きだ」と伝えたい。
断られても構わない。
一回フラれるくらい上等だ。
それでも絶対に諦めないからな。
3月14日。
中学卒業とともに、幼馴染からの卒業も誓った15歳の春。



