ホワイトビターショコラ〜幼馴染からの卒業〜




痛々しく笑ってるお前なんか見たくない。
本当は笑えないくせに。

つらいんだろ?だったら無理して笑うなよ。


「バカじゃねーの?泣きたいなら泣けばいいだろっ!」

「…ぅっ、うわあああああああっ」


まるで糸が切れたみたいに、くるみは大声をあげて泣きじゃくった。

そんなくるみの頭を胸元に寄せた。
今の俺にできるのは、これくらいが精一杯だ。



「…俺にしろよ…」



俺だったら、お前にそんな顔させない。

離れて行ったりしないし、飽きる程隣にいてやれるのに。

…わかってる、簡単には忘れられないことも。
だけど、俺が忘れさせてやる。

忘れるくらい、くるみのこと愛してやれるのに――…


その時、俺は決意した。
もう、幼馴染は卒業すると。