「せっかくハイブリッジが、あのお局歪み隊を制圧してくれたと思ったら……。でも確かめるのは、必ずハイブリッジが出張に行く前に……だよ?」
「うん。分かった」
まゆみに励まされて家に帰り、晩ご飯を食べようと残っていたロールキャベツのお鍋の蓋を開けた途端、昨日の高橋さんとの会話が思い出された。
『お前がそう思っているのなら、それでいい。話すことは、もうない』
高橋さんの言葉が胸に突き刺さったままで、思い出しただけでチクチクと痛む。私は、何か高橋さんの気分を害することを言ってしまったんだろうか?
明日、勇気を出して聞いてみようかな。
まゆみの言うとおり、内に秘めているだけでは、何も伝わらないのだから。
意を決して、翌日、高橋さんに話し掛けるタイミングを狙っていたが、仕事の話ではないのでどうしても機を逸してしまい、その日は話せないまま出張前日になってしまった。
今日こそ、何とか高橋さんに話したい。話を聞いて貰いたい。
そう思いながら少し早めに出社したが、もうすでに中原さんも席に着いていて、朝は話せなかった。
夕方、未だに今日も話すタイミングがない。このままだと話せないまま、高橋さんは出張に行ってしまうのかな。そう思っていた矢先……。
「それじゃ、高橋さん。よろしくお願いします」
「頼むな」
「はい」
「矢島さん。ちょっと、税務署に書類出しに行くので、今日はそのまま帰るから、もし電話とかあったら、急ぎじゃなければ伝言メモだけ残しておいて貰えるかな」
「はい。分かりました」
「それじゃ、よろしく」
「はい。行ってらっしゃい」
中原さんは時計を見ると、もう16時を過ぎていたので急いで事務所を出て行った。
あっ……。
「うん。分かった」
まゆみに励まされて家に帰り、晩ご飯を食べようと残っていたロールキャベツのお鍋の蓋を開けた途端、昨日の高橋さんとの会話が思い出された。
『お前がそう思っているのなら、それでいい。話すことは、もうない』
高橋さんの言葉が胸に突き刺さったままで、思い出しただけでチクチクと痛む。私は、何か高橋さんの気分を害することを言ってしまったんだろうか?
明日、勇気を出して聞いてみようかな。
まゆみの言うとおり、内に秘めているだけでは、何も伝わらないのだから。
意を決して、翌日、高橋さんに話し掛けるタイミングを狙っていたが、仕事の話ではないのでどうしても機を逸してしまい、その日は話せないまま出張前日になってしまった。
今日こそ、何とか高橋さんに話したい。話を聞いて貰いたい。
そう思いながら少し早めに出社したが、もうすでに中原さんも席に着いていて、朝は話せなかった。
夕方、未だに今日も話すタイミングがない。このままだと話せないまま、高橋さんは出張に行ってしまうのかな。そう思っていた矢先……。
「それじゃ、高橋さん。よろしくお願いします」
「頼むな」
「はい」
「矢島さん。ちょっと、税務署に書類出しに行くので、今日はそのまま帰るから、もし電話とかあったら、急ぎじゃなければ伝言メモだけ残しておいて貰えるかな」
「はい。分かりました」
「それじゃ、よろしく」
「はい。行ってらっしゃい」
中原さんは時計を見ると、もう16時を過ぎていたので急いで事務所を出て行った。
あっ……。

