「だって、そうでしょう。お前がそう思っているのなら、それでいいっていうのは、陽子がハイブリッジのことを上司として見ているんだったら、それでいい。だから、話すことは、もうないって言ったんだと思うのよ」
まゆみ……。
「だけど、それってもしかしたら、陽子がハイブリッジのことを上司としてしか見られないんだったら、それでいいって言っているようにも取れるのよね」
「どういう意味?」
「つまりハイブリッジは、上司としてではなく、1人の男として陽子に接していたのかもしれないってこと」
そんな……こと、あるはずが……。
「ハイブリッジの奴、20日から出張に行っちゃうんだよね?」
「うん……」
「その前に、ちゃんと確かめた方がいい。余計な蟠りや誤解は解いておかないと、離れると男女は尚更要らんこと考え出すからさ」
「確かめるって言っても、そう簡単には……」
高橋さんに、面と向かってそんなこと聞けるはずがない。とてもじゃないけど、聞く勇気だってない。
「聞く勇気がないなら、そんないつまでもウジウジしていないで、今度の週末に新しい出逢いを切り開けばいいじゃない?」
まゆみは、この前の話を忘れていなかったんだ。
「陽子」
まゆみが、テーブル越しに身を乗り出してきた。
「人生も運命も出逢いも、すべて自分が切り開いていかないと、先には進めないよ?」
まゆみ。
「私みたいに、切り開き過ぎも問題だけどさ。だけど、陽子が本当にハイブリッジを必要としているのだったら、恥も外聞もこの際、関係ないんじゃないの? 自分に必要なんだとしたら……ね」
人生も運命も出逢いも、すべて自分が切り開いていかないと、先には進めない。
本当に、そうかもしれない。
「内に秘めているだけでは、何も伝わらないんだよ?」
「うん。そうだね。ちょっと、気持ちを整理して考えてみる」
「そうそう。自分の気持ちに、逃げずに向き合わないと駄目だから。まずは、そこからだね。ハイブリッジは、逃げはしないから。そこだけは、このまゆみ様が太鼓判を押すよ。あいつは、そんな肝っ玉小さい奴じゃない。逆に、肝っ玉座り過ぎてて、こっちが戸惑うぐらいだから。あんな奴は、私も初めてだよ」
まゆみ……。
「ありがとう。まゆみ」
「なぁに、言ってんのよ。このまゆみ様に男女の相対性理論を語らせたら、一晩じゃきかないよ?」
相対性理論って……。
まゆみ……。
「だけど、それってもしかしたら、陽子がハイブリッジのことを上司としてしか見られないんだったら、それでいいって言っているようにも取れるのよね」
「どういう意味?」
「つまりハイブリッジは、上司としてではなく、1人の男として陽子に接していたのかもしれないってこと」
そんな……こと、あるはずが……。
「ハイブリッジの奴、20日から出張に行っちゃうんだよね?」
「うん……」
「その前に、ちゃんと確かめた方がいい。余計な蟠りや誤解は解いておかないと、離れると男女は尚更要らんこと考え出すからさ」
「確かめるって言っても、そう簡単には……」
高橋さんに、面と向かってそんなこと聞けるはずがない。とてもじゃないけど、聞く勇気だってない。
「聞く勇気がないなら、そんないつまでもウジウジしていないで、今度の週末に新しい出逢いを切り開けばいいじゃない?」
まゆみは、この前の話を忘れていなかったんだ。
「陽子」
まゆみが、テーブル越しに身を乗り出してきた。
「人生も運命も出逢いも、すべて自分が切り開いていかないと、先には進めないよ?」
まゆみ。
「私みたいに、切り開き過ぎも問題だけどさ。だけど、陽子が本当にハイブリッジを必要としているのだったら、恥も外聞もこの際、関係ないんじゃないの? 自分に必要なんだとしたら……ね」
人生も運命も出逢いも、すべて自分が切り開いていかないと、先には進めない。
本当に、そうかもしれない。
「内に秘めているだけでは、何も伝わらないんだよ?」
「うん。そうだね。ちょっと、気持ちを整理して考えてみる」
「そうそう。自分の気持ちに、逃げずに向き合わないと駄目だから。まずは、そこからだね。ハイブリッジは、逃げはしないから。そこだけは、このまゆみ様が太鼓判を押すよ。あいつは、そんな肝っ玉小さい奴じゃない。逆に、肝っ玉座り過ぎてて、こっちが戸惑うぐらいだから。あんな奴は、私も初めてだよ」
まゆみ……。
「ありがとう。まゆみ」
「なぁに、言ってんのよ。このまゆみ様に男女の相対性理論を語らせたら、一晩じゃきかないよ?」
相対性理論って……。

