「む、無理ですよ。そんな、急に言われても……」
高橋さんとダブルベッドで一緒に寝るなんて、絶対無理だ。想像しただけで、心臓がドキドキしてきた。前に、高橋さんのマンションに泊まった時だって、凄く緊張したのに。まして、明良さんの別荘で高橋さんと一緒に寝るなんて、考えただけで恥ずかしい。勿論、ダブルベッドじゃなくて、ツインの部屋だったとしてもやっぱり無理だけど……。
「それじゃ、おやすみ」
仁さん……。
「2人共、おやすみなさーい」
「おい! 待てよ」
明良さんと仁さんは、仲良く2階の部屋に上がって行ってしまった。
どうしよう。
キッチンに取り残されて、高橋さんと立ったまま顔を見合わせた。
「お前。部屋、使っていいから」
エッ……。
高橋さんが椅子に座って、テーブルに右手で頬杖をつきながら置いてあった食塩のボトルを掌の上で転がしながらそう言った。
「えっ? でも、それじゃ……。高橋さんは、何処で寝るんですか?」
「俺は、ソファーで寝るからいいよ」
そんな……布団もないし、風邪をひいてしまう。
「じゃあ、私がソファーで寝ますから」
それだったら、たくさん着込んでいる私の方が、きっと寒くないと思うもの。
「いいから、そうしろ。俺は、大丈夫だから」
食塩のボトルをテーブルの上に戻すと、高橋さんはリビングの方へ行ってしまった。
片付けも終わっていたので、慌てて後を追いようにリビングに向かうと、高橋さんがソファーにもう横になっていた。
そうだ!
リビングの横にある部屋のドアを開けて電気を付けると、ダブルベッドとテーブルが目に飛び込んできたので、急いでダブルベッドの布団と毛布を剥ぎ取った。
きっと、高橋さんのことだから、頑として私にベッドで寝ろと言って聞かないはず。だとしたら、私がベッドで寝させてもらって持ってきた服を着込めば済むこと。それで、高橋さんに布団と毛布を掛けてもらえば、寒い思いをしなくて済むはず。
ベッドから剥ぎ取った布団と毛布を部屋から持ち出して、高橋さんの身体に掛けてあげようとした。
「お前。何、やってんだよ」
あっ。気づかれちゃった。
いきなり高橋さんが起き上がったので、驚いてそのまま高橋さんに抱えていた布団と毛布を投げつけてしまった。
高橋さんとダブルベッドで一緒に寝るなんて、絶対無理だ。想像しただけで、心臓がドキドキしてきた。前に、高橋さんのマンションに泊まった時だって、凄く緊張したのに。まして、明良さんの別荘で高橋さんと一緒に寝るなんて、考えただけで恥ずかしい。勿論、ダブルベッドじゃなくて、ツインの部屋だったとしてもやっぱり無理だけど……。
「それじゃ、おやすみ」
仁さん……。
「2人共、おやすみなさーい」
「おい! 待てよ」
明良さんと仁さんは、仲良く2階の部屋に上がって行ってしまった。
どうしよう。
キッチンに取り残されて、高橋さんと立ったまま顔を見合わせた。
「お前。部屋、使っていいから」
エッ……。
高橋さんが椅子に座って、テーブルに右手で頬杖をつきながら置いてあった食塩のボトルを掌の上で転がしながらそう言った。
「えっ? でも、それじゃ……。高橋さんは、何処で寝るんですか?」
「俺は、ソファーで寝るからいいよ」
そんな……布団もないし、風邪をひいてしまう。
「じゃあ、私がソファーで寝ますから」
それだったら、たくさん着込んでいる私の方が、きっと寒くないと思うもの。
「いいから、そうしろ。俺は、大丈夫だから」
食塩のボトルをテーブルの上に戻すと、高橋さんはリビングの方へ行ってしまった。
片付けも終わっていたので、慌てて後を追いようにリビングに向かうと、高橋さんがソファーにもう横になっていた。
そうだ!
リビングの横にある部屋のドアを開けて電気を付けると、ダブルベッドとテーブルが目に飛び込んできたので、急いでダブルベッドの布団と毛布を剥ぎ取った。
きっと、高橋さんのことだから、頑として私にベッドで寝ろと言って聞かないはず。だとしたら、私がベッドで寝させてもらって持ってきた服を着込めば済むこと。それで、高橋さんに布団と毛布を掛けてもらえば、寒い思いをしなくて済むはず。
ベッドから剥ぎ取った布団と毛布を部屋から持ち出して、高橋さんの身体に掛けてあげようとした。
「お前。何、やってんだよ」
あっ。気づかれちゃった。
いきなり高橋さんが起き上がったので、驚いてそのまま高橋さんに抱えていた布団と毛布を投げつけてしまった。

