「そうかなあ?」
仁さんに諭されるように言われて、明良さんは考え込んでいる。これって、冗談なのか? 本気なのか? まったく私には、よく分からない。
高橋さんは……というと、そんな2人の会話を聞きながら、時に呆れた表情を見せたり、一緒に笑ったりしていたが、基本的には聞き役にまわっている。
お鍋も空っぽになったので、仁さんと来る時に寄ってきたお店のケーキを明良さんが冷蔵庫から出してきて箱を開けると、高橋さんは少し驚いた表情を浮かべた。
「貴ちゃん。誕生日、おめでとう」
「仁。来る時、寄ってきたのか?」
「おめでとう。また1つ、歳喰ったな」
「煩いよ」
「あの、高橋さん。おめでとうございます」
「ありがとう」
仁さん曰く、高橋さんの大好きなキルシュトルテのバースデイ・ケーキを明良さんが取り分けてくれて、やはり仁さんが言っていたとおり、高橋さんがいちばん食べてすっかり綺麗になくなった。
「美味しい」
「でしょう? 此処のケーキは、本当に美味しいんだ」
そんな高橋さんの美味しいバースデイ・ケーキを頬張りながら、思い出していた。20日は、高橋さんの誕生日だったんだ。そんな大事なことをすっかり忘れてしまっていて、本当に情けない。もう明後日、月曜日に迫ったお誕生日のプレゼントを用意している時間がないし、どうしたらいいんだろう? 遅れても、渡した方がいいのかな?
「そろそろ、寝るか」
「そうだな。もう1時だ」
みんなで後片付けをしながら高橋さんと洗い物をしていると、明良さんと仁さんの会話がリビングから聞こえてきて、時計を見ると確かに1時を過ぎていた。時間の経つのは、早いな。
2人は、テーブルの上を片付けが終わったのか、声が聞こえなくなったので何処かに行ったようだったが、気にもとめずに洗い物が終わったので、食器を拭いて食器棚に高橋さんがしまってくれていた。
「あぁぁぁあ!」
すると、突然、2階から叫び声が聞こえた。
エッ……。
思わず、高橋さんと顔を見合わせたが、怖くなって食器を持っていた手が止まってしまった。
仁さんに諭されるように言われて、明良さんは考え込んでいる。これって、冗談なのか? 本気なのか? まったく私には、よく分からない。
高橋さんは……というと、そんな2人の会話を聞きながら、時に呆れた表情を見せたり、一緒に笑ったりしていたが、基本的には聞き役にまわっている。
お鍋も空っぽになったので、仁さんと来る時に寄ってきたお店のケーキを明良さんが冷蔵庫から出してきて箱を開けると、高橋さんは少し驚いた表情を浮かべた。
「貴ちゃん。誕生日、おめでとう」
「仁。来る時、寄ってきたのか?」
「おめでとう。また1つ、歳喰ったな」
「煩いよ」
「あの、高橋さん。おめでとうございます」
「ありがとう」
仁さん曰く、高橋さんの大好きなキルシュトルテのバースデイ・ケーキを明良さんが取り分けてくれて、やはり仁さんが言っていたとおり、高橋さんがいちばん食べてすっかり綺麗になくなった。
「美味しい」
「でしょう? 此処のケーキは、本当に美味しいんだ」
そんな高橋さんの美味しいバースデイ・ケーキを頬張りながら、思い出していた。20日は、高橋さんの誕生日だったんだ。そんな大事なことをすっかり忘れてしまっていて、本当に情けない。もう明後日、月曜日に迫ったお誕生日のプレゼントを用意している時間がないし、どうしたらいいんだろう? 遅れても、渡した方がいいのかな?
「そろそろ、寝るか」
「そうだな。もう1時だ」
みんなで後片付けをしながら高橋さんと洗い物をしていると、明良さんと仁さんの会話がリビングから聞こえてきて、時計を見ると確かに1時を過ぎていた。時間の経つのは、早いな。
2人は、テーブルの上を片付けが終わったのか、声が聞こえなくなったので何処かに行ったようだったが、気にもとめずに洗い物が終わったので、食器を拭いて食器棚に高橋さんがしまってくれていた。
「あぁぁぁあ!」
すると、突然、2階から叫び声が聞こえた。
エッ……。
思わず、高橋さんと顔を見合わせたが、怖くなって食器を持っていた手が止まってしまった。

