「明良から聞いたんだけど、貴博の分も食べちゃうんだって?」
「えっ? そ、そんなことないですよ。だって、それは高橋さんが下さるから……それで、その……」
「貴博ってあんな感じだけど、割と甘い物が好きなんだよ」
「ええっ?」
思わず、大きな声を出してしまい、驚いた仁さんが信号待ちで停まっていたので、その声に反応して運転席のドアの方に体を引いていた。
「す、すみません。突然、大きな声出して」
「いや、大丈夫。貴博のイメージからしたら、全くそんな風には見えないかもしれないね。でも、食後にチョコレートパフェとか、プリン・ア・ラ・モードとかオーダーする時もあるよ」
「そうなんですか。知らなかったです」
さっき、デザートが美味しいと仁さんが言っていたので、あれ? と思ったが、そういうことだったんだ。でも、何だか可愛いな。高橋さんに、そんな一面があるなんて。
仁さんとそんな楽しい会話をしながら、明良さん家の別荘に到着した。
雪が降ったようで、路面も少し凍っている。山の方を見ると厚いグレーの雲に覆われていて、今も雪が降っているようだ。
スキー場にも近い、明良さん家の別荘の前で車から降りると、ひんやりどころか暖かい車の中から降りたせいもあって、寒さで身震いしてしまった。
仁さんと一緒に荷物を下ろしていると、車の音に気づいたらしく、玄関から明良さんが出てきた。
「明良さん。おは……ングッ……」
「シッ!」
いきなり明良さんに、口を塞がれた。
「貴博に、聞こえちゃうジャン」
「す、すみません」
「陽子ちゃん。静かに、玄関の前で待ってて」
「はい」
小声で謝って、返事をしながら言われた通りに玄関の前で小さくなっていると、私の荷物を明良さんが持ってくれて、仁さんが先ほどのお店の大きな紙袋を玄関脇まで運ぶと、自動ドアのように玄関のドアが開いた。
「明良。何、やってんだよ。鍋吹いて……」
ドアが開いた途端、目の前に私が立っていたので、高橋さんは驚いた表情で仰け反ってしまった。
「ジャーン! 貴ちゃんに、お誕生日プレゼントのサプラーイズ」
明良さんが、ひらひらと私の横で両手を振りながらキラキラジェスチャーをしている。
それを見た高橋さんは、左手の親指と中指でこめかみを押さえながら両目を覆った。
エッ……。
「えっ? そ、そんなことないですよ。だって、それは高橋さんが下さるから……それで、その……」
「貴博ってあんな感じだけど、割と甘い物が好きなんだよ」
「ええっ?」
思わず、大きな声を出してしまい、驚いた仁さんが信号待ちで停まっていたので、その声に反応して運転席のドアの方に体を引いていた。
「す、すみません。突然、大きな声出して」
「いや、大丈夫。貴博のイメージからしたら、全くそんな風には見えないかもしれないね。でも、食後にチョコレートパフェとか、プリン・ア・ラ・モードとかオーダーする時もあるよ」
「そうなんですか。知らなかったです」
さっき、デザートが美味しいと仁さんが言っていたので、あれ? と思ったが、そういうことだったんだ。でも、何だか可愛いな。高橋さんに、そんな一面があるなんて。
仁さんとそんな楽しい会話をしながら、明良さん家の別荘に到着した。
雪が降ったようで、路面も少し凍っている。山の方を見ると厚いグレーの雲に覆われていて、今も雪が降っているようだ。
スキー場にも近い、明良さん家の別荘の前で車から降りると、ひんやりどころか暖かい車の中から降りたせいもあって、寒さで身震いしてしまった。
仁さんと一緒に荷物を下ろしていると、車の音に気づいたらしく、玄関から明良さんが出てきた。
「明良さん。おは……ングッ……」
「シッ!」
いきなり明良さんに、口を塞がれた。
「貴博に、聞こえちゃうジャン」
「す、すみません」
「陽子ちゃん。静かに、玄関の前で待ってて」
「はい」
小声で謝って、返事をしながら言われた通りに玄関の前で小さくなっていると、私の荷物を明良さんが持ってくれて、仁さんが先ほどのお店の大きな紙袋を玄関脇まで運ぶと、自動ドアのように玄関のドアが開いた。
「明良。何、やってんだよ。鍋吹いて……」
ドアが開いた途端、目の前に私が立っていたので、高橋さんは驚いた表情で仰け反ってしまった。
「ジャーン! 貴ちゃんに、お誕生日プレゼントのサプラーイズ」
明良さんが、ひらひらと私の横で両手を振りながらキラキラジェスチャーをしている。
それを見た高橋さんは、左手の親指と中指でこめかみを押さえながら両目を覆った。
エッ……。

