向こうの部屋なんか、行かせるわけないだろ?」
「た、高橋さん」
度アップで真上に迫っている高橋さんが、悪戯っぽく口角を少し上げ、ベッドに倒れた弾みで乱れてしまった私の髪を掻き分けながら怪しく微笑んだ。
「せっかく俺のこと、怖くなかったって言ってたしな?」
エッ……。
「あ、あの……」
高橋さんが私の髪の毛を掻き分けた指を、そのまま顎のラインに沿って撫で下ろした。
駄目だ。またドキドキしてきちゃった。
すると、高橋さんが上半身だけを起こして何かを手に取った。
「電気消すぞ」
「あっ……。は、はい」
高橋さんが、リモコンで部屋の電気を消して部屋が真っ暗になったので目を瞑って呼吸を整えた。
もう……。
本当に、高橋さんは何を考えているのか分からない。目を開けたが、まだ暗闇に慣れていなかったのではっきりとは確認出来なかったが、少し高橋さんと距離を置こうとしてベッドの端に寄った。
「あのさぁ……」
エッ……。
最初の 『あの』 という声より、 『さぁ』 の声がよく聞こえたので、高橋さんがこちらを向いたのかもしれない。
「は、はい?」
「何で、こんなに離れてんだよ? 隙間が空き過ぎてて、かなり寒いんだけど」
目を凝らして見ると、暗闇の中でも布団の隙間の空き具合から、高橋さんとの距離がキングサイズのベッドなこともあるが、50センチ以上は離れているのが何となく分かる。
「そ、そうですよね。すみません」
布団の隙間を慌てて掛け布団を高橋さん側に押して埋めながら、もっとベッドの端へ体を移動させた。
「もっと、こぉーっち」
うわっ。
せっかく隙間を埋めたのに、高橋さんが右腕を伸ばして私の腰を持つと、ベッドの中央に体を引き寄せられてしまった。
「そんな端に居たんじゃ、風邪ひくだろう?」
「あの、でも……」
だいぶ暗闇にも目が慣れて来たので、高橋さんの顔が間近に迫っているのがはっきりと分かる。
「おやすみ」
高橋さんが私のおでこにキスをすると、真上にあった体を右側にずらして仰向けになった。
「お、おやすみなさい」
エッ……。
一旦、目を瞑ったものの、また直ぐに目を開けた。
何?
何だか私、拍子抜けしてる?
何故だろう?
高橋さんに、何を望んでいたの?
そんなよく分からない自分の感情から、無意識に隣に寝ている高橋さんの横顔を直視していた。
「ん? 何?」
「た、高橋さん」
度アップで真上に迫っている高橋さんが、悪戯っぽく口角を少し上げ、ベッドに倒れた弾みで乱れてしまった私の髪を掻き分けながら怪しく微笑んだ。
「せっかく俺のこと、怖くなかったって言ってたしな?」
エッ……。
「あ、あの……」
高橋さんが私の髪の毛を掻き分けた指を、そのまま顎のラインに沿って撫で下ろした。
駄目だ。またドキドキしてきちゃった。
すると、高橋さんが上半身だけを起こして何かを手に取った。
「電気消すぞ」
「あっ……。は、はい」
高橋さんが、リモコンで部屋の電気を消して部屋が真っ暗になったので目を瞑って呼吸を整えた。
もう……。
本当に、高橋さんは何を考えているのか分からない。目を開けたが、まだ暗闇に慣れていなかったのではっきりとは確認出来なかったが、少し高橋さんと距離を置こうとしてベッドの端に寄った。
「あのさぁ……」
エッ……。
最初の 『あの』 という声より、 『さぁ』 の声がよく聞こえたので、高橋さんがこちらを向いたのかもしれない。
「は、はい?」
「何で、こんなに離れてんだよ? 隙間が空き過ぎてて、かなり寒いんだけど」
目を凝らして見ると、暗闇の中でも布団の隙間の空き具合から、高橋さんとの距離がキングサイズのベッドなこともあるが、50センチ以上は離れているのが何となく分かる。
「そ、そうですよね。すみません」
布団の隙間を慌てて掛け布団を高橋さん側に押して埋めながら、もっとベッドの端へ体を移動させた。
「もっと、こぉーっち」
うわっ。
せっかく隙間を埋めたのに、高橋さんが右腕を伸ばして私の腰を持つと、ベッドの中央に体を引き寄せられてしまった。
「そんな端に居たんじゃ、風邪ひくだろう?」
「あの、でも……」
だいぶ暗闇にも目が慣れて来たので、高橋さんの顔が間近に迫っているのがはっきりと分かる。
「おやすみ」
高橋さんが私のおでこにキスをすると、真上にあった体を右側にずらして仰向けになった。
「お、おやすみなさい」
エッ……。
一旦、目を瞑ったものの、また直ぐに目を開けた。
何?
何だか私、拍子抜けしてる?
何故だろう?
高橋さんに、何を望んでいたの?
そんなよく分からない自分の感情から、無意識に隣に寝ている高橋さんの横顔を直視していた。
「ん? 何?」

