ピンポーン。
ホットカーラーを巻き終えて時間が来るまで待っている間、またテレビでも観ようと無意味にテレビをつけると、ほぼ同時ぐらいにインターホンが鳴った。
誰?
こんな遅くに、嫌だな。
時計を見ると、23時半を過ぎている。
誰だろう?
慌ててテレビを消してから静かに玄関のドアに近づいて、そっとドアスコープを覗いた。
嘘……。
た、高橋さん……。
高橋さんが、何故?
何故、此処に?
「痛っ……」
静かに後ずさりしたが、慌てていたせいで玄関のたった5センチぐらいの段差に踵をぶつけてしまい、痛さで泣きそうになりながら踵を押さえた。
ピンポーン。
すると、もう一度インターホンが鳴ってしまい、痛みを堪えながら急いで立ち上がって受話器を取った。
「は、はい」
あっ……。
踵の痛さに気を取られていて、何も考えないままインターホンに出てしまっていた。
「高橋です。遅くに悪いな。ちょっと、開けてくれるか?」
「えっ? あっ。は、はい。今」
玄関に向かう時には踵の痛みなど吹っ飛んでしまい、急いで玄関のドアを開けると、そこには鋭い視線をこちらに向けた高橋さんが立っていた。
もしかして、私が伝言を無視して帰ってきてしまったから?
だから、怒っているの?
「こ、こんばんは」
「こんばんは」
見ると、高橋さんは当然といえば当然なのだけれど、さっきまで居た会社で見ていた時と同じスーツ姿だった。
「あ、あの……。お疲れ様です」
「ちょっと、いいか?」
「は、はい。どうぞ、お上がり下さい」
急いで、シューズボックスからスリッパを出そうと後ろを向いた。
「ちらかってま……」
「フッ……」
エッ……。
スリッパを床に置いて高橋さんを見上げると、先ほどとは打って変わって、まったく別人のような笑みを浮かべている。
「あの、何かおかしかったですか?」
「まるで、オヤユビミドリイシだな」
ホットカーラーを巻き終えて時間が来るまで待っている間、またテレビでも観ようと無意味にテレビをつけると、ほぼ同時ぐらいにインターホンが鳴った。
誰?
こんな遅くに、嫌だな。
時計を見ると、23時半を過ぎている。
誰だろう?
慌ててテレビを消してから静かに玄関のドアに近づいて、そっとドアスコープを覗いた。
嘘……。
た、高橋さん……。
高橋さんが、何故?
何故、此処に?
「痛っ……」
静かに後ずさりしたが、慌てていたせいで玄関のたった5センチぐらいの段差に踵をぶつけてしまい、痛さで泣きそうになりながら踵を押さえた。
ピンポーン。
すると、もう一度インターホンが鳴ってしまい、痛みを堪えながら急いで立ち上がって受話器を取った。
「は、はい」
あっ……。
踵の痛さに気を取られていて、何も考えないままインターホンに出てしまっていた。
「高橋です。遅くに悪いな。ちょっと、開けてくれるか?」
「えっ? あっ。は、はい。今」
玄関に向かう時には踵の痛みなど吹っ飛んでしまい、急いで玄関のドアを開けると、そこには鋭い視線をこちらに向けた高橋さんが立っていた。
もしかして、私が伝言を無視して帰ってきてしまったから?
だから、怒っているの?
「こ、こんばんは」
「こんばんは」
見ると、高橋さんは当然といえば当然なのだけれど、さっきまで居た会社で見ていた時と同じスーツ姿だった。
「あ、あの……。お疲れ様です」
「ちょっと、いいか?」
「は、はい。どうぞ、お上がり下さい」
急いで、シューズボックスからスリッパを出そうと後ろを向いた。
「ちらかってま……」
「フッ……」
エッ……。
スリッパを床に置いて高橋さんを見上げると、先ほどとは打って変わって、まったく別人のような笑みを浮かべている。
「あの、何かおかしかったですか?」
「まるで、オヤユビミドリイシだな」

