別冊・ダブルブルー

「蒼ちゃん、もうちょっとで女のコの日、でしょ?」


だから、イライラしてるんだろうな、って。


だから、ほんのすこし、ほんとにすこしだけ、離れたほうがいいかな、って思ったの。


だってほら、女のコは仕方ないこともあるじゃない?


どうしても、ぜんぶをわかることは難しくて。


でも、想像することは出来るから。


自分の意思とは関係なく、イライラするのは仕方ないじゃない?


だから、それはぜんぶ、ぜんぶ。大丈夫。


出来るだけ、蒼ちゃんの気持ちをわかりたいんだ。


…あ、もしかして違った?!


なんか、オレ、気に障るようなことした?!


…あ、寝言?なんか変なこと言った?!夢に蒼ちゃんが出てきてくれて、夢の中でもすげー可愛いの。蒼ちゃんが可愛くて可愛くて仕方なくて。夢の中で気がついたら抱き寄せてちゅーしてたんだけど、もしかしてオレ、寝ぼけて蒼ちゃんにちゅーした?!気持ち悪かった?!それで怒ってんの?!あー!だとしたらごめん!ほんっとにごめん!!


なんて、両手を合わせてそんな風に、私に謝る青さんをみていたら、なんだか、もう。