「問題ない。その都度全部、俺が払ってやる」
崇臣がそう言って清香の髪の毛をクシャクシャと撫でる。再会した頃には想像もできなかった感情豊かな表情だ。まるで無垢な少年のように楽し気に、幸せそうに笑うその様は、清香の心を捕えて離さない。
(もう……まぁーーた乱すんだから)
けれど、崇臣に乱される髪が、心が、むず痒くて、嬉しくて心地が良い。
(なんて、そんなこと、当分口に出すつもりはないんだけど!)
ドキドキと高鳴る心臓を抑えながら、清香はそっと前を向く。
すると、芹香と東條がこちらを振り返り、ニコニコと嬉しそうに笑っていた。
「……!」
「仲良しだねぇ、二人とも。妬けちゃうぐらい」
芹香が言う。
途端に襲いくる気恥ずかしさ。清香はポッと頬を染めた。
「――――不思議ね。ほんの数か月前に出会ったばかりなのに、もう何年も前からこうして四人でいるみたい……そんな気がする」
それから芹香はそう言って、穏やかに笑った。
実際はまだ、ようやく一つの季節を超えたところだ。けれど、誰一人、芹香の言葉を否定する者はいなかった。
崇臣がそう言って清香の髪の毛をクシャクシャと撫でる。再会した頃には想像もできなかった感情豊かな表情だ。まるで無垢な少年のように楽し気に、幸せそうに笑うその様は、清香の心を捕えて離さない。
(もう……まぁーーた乱すんだから)
けれど、崇臣に乱される髪が、心が、むず痒くて、嬉しくて心地が良い。
(なんて、そんなこと、当分口に出すつもりはないんだけど!)
ドキドキと高鳴る心臓を抑えながら、清香はそっと前を向く。
すると、芹香と東條がこちらを振り返り、ニコニコと嬉しそうに笑っていた。
「……!」
「仲良しだねぇ、二人とも。妬けちゃうぐらい」
芹香が言う。
途端に襲いくる気恥ずかしさ。清香はポッと頬を染めた。
「――――不思議ね。ほんの数か月前に出会ったばかりなのに、もう何年も前からこうして四人でいるみたい……そんな気がする」
それから芹香はそう言って、穏やかに笑った。
実際はまだ、ようやく一つの季節を超えたところだ。けれど、誰一人、芹香の言葉を否定する者はいなかった。



