カナカナカナ……そんな切なげな音色に呼応するかのように心臓がドキドキと鼓動を刻む。
そっと重なり合う唇。繋いだ手のひらがとても熱い。
清香はゆっくりと目を瞑った。
どのくらい経っただろう。名残惜し気に二人の唇が離れる。あまりの恥ずかしさに、清香はパッと顔を背けた。
(せめて告白ぐらいさせろよ)
そんな悪態が頭に浮かぶものの、今それを口にするのは無粋だろう。
悔し気に唇を尖らせながら、清香がそっと顔を上げる。
けれどそんな気持ちは、崇臣の顔を見たその時に消え去った。崇臣がまるで、世界の幸せを凝縮したかのような、晴れやかな笑顔を浮かべていたからだ。
(っ……! あぁ~~~~~~もう!)
清香の頬が真っ赤に染まる。きっと自身も今、崇臣と同じような顔をしているのだろう。そう思うと、頑なだった心が自然と溶け出すような不思議な感覚がした。
「好きだ、莫迦!」
思わずそう叫んだ清香を、崇臣は力いっぱい抱きしめたのだった。
そっと重なり合う唇。繋いだ手のひらがとても熱い。
清香はゆっくりと目を瞑った。
どのくらい経っただろう。名残惜し気に二人の唇が離れる。あまりの恥ずかしさに、清香はパッと顔を背けた。
(せめて告白ぐらいさせろよ)
そんな悪態が頭に浮かぶものの、今それを口にするのは無粋だろう。
悔し気に唇を尖らせながら、清香がそっと顔を上げる。
けれどそんな気持ちは、崇臣の顔を見たその時に消え去った。崇臣がまるで、世界の幸せを凝縮したかのような、晴れやかな笑顔を浮かべていたからだ。
(っ……! あぁ~~~~~~もう!)
清香の頬が真っ赤に染まる。きっと自身も今、崇臣と同じような顔をしているのだろう。そう思うと、頑なだった心が自然と溶け出すような不思議な感覚がした。
「好きだ、莫迦!」
思わずそう叫んだ清香を、崇臣は力いっぱい抱きしめたのだった。



