柚月が話している間もまた銃声音が聞こえてきてパニックになる。
柚琉が強く抱き締めてくれるけどそれもあまり意味が無いくらい体が震えていて、呼吸も浅くなる。
誰か、誰か……助けて。
「獅子堂!外を確認しろ!柚月、早く連絡を!」
「もうしてる!」
「確認してきます!」
柚琉の指示で獅子堂さんが外に出る。だけど、それが行けなかった。
「やぁ、お久しぶりですねぇ、柴崎柚琉さん、柚月さん」
「お、前……なんでここにいる」
獅子堂さんがドアを開けた瞬間、後ろのドアも同時に開いた。
そこに居たのはにっこりと微笑んでいる……真嶋颯がいた。
「それはわかっていらっしゃるでしょう。ボスの命令で、そこのお嬢様を攫いにきたんですよ。ついでに君たちの後始末も……ね」
真嶋颯は私を見つけるとにやりと笑う。
ゾクッとするほど冷たい笑顔。



