イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。


うう……せめて柚琉か柚月が隣にいてくれたらなぁ……。


でも二人共今日は用事あるって言ってたし……。


獅子堂さんいるから大丈夫だよね?



「皇様。お待ちしておりました」


「獅子堂さん。わざわざありがとうございます」



ぼーっと突っ立っていると獅子堂さんが運転席から出てきた。タキシードをピシッと着こなした姿はやっぱりかっこいい。


私はお辞儀をした後後部座席に案内される。


昇降口から出てきた生徒にチラチラと見られながらリムジンは発車していった。



「ありがとうございました。お先失礼します!」


「はーい、お疲れ様。明日もよろしくね」



バイトが終わり、ほっと一息つく。


優しい店長さんに見送られながらお店を出る。


時刻は午後の7時。外はすっかり暗くなり、周りの電柱の電気がつき始めている。


えーっと……獅子堂さんの車は……。バイトの駐車場だとほかのお客さんに迷惑になるということでお店の外に迎えがきてるらしいんだけど……。