イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。


ある日の放課後。


私は日直の仕事を終わらせ、バイトに向かおうと昇降口で靴を履き替えていた。


柚琉の家に暮らし始めてから初めてのバイトは緊張する。前までやっていたとこは柚琉と柚月に言われて全てやめた。


音桜さんにバイトはしなくてもいいって言われたけどさすがにお世話になりっぱなしは申し訳なくてなんとか将来のために貯金をしておきたかった。


そのことを話すと渋々だったが納得してくれて今日から入るお店を紹介してもらったのだ。


私は一応狙われてる身……だから家で大人しくしていた方がいいんだろうけど、それじゃあ落ち着かないし……。


獅子堂さんの送り迎えつきでバイトに通うことになったのだ。


昇降口を出るとすぐ横に大きくて真っ黒なリムジンが止まっていた。


……私、これに乗るのか……相変わらず柴崎家はお金持ちだなぁ……。


何度かこの車に乗ったことはあるけどやっぱりなれない。