「それで?私に泣きついて来たってことですか?」 教室に戻って、咲を連れて空き教室に行き、話した。 多分、今のあたしはすごく顔が変だと思う。 「まず、その化粧をどうにかしよう。パンダみたいだよ?」 「うん……」 先に促されて、化粧を落とした。 正直、落とす元気がなかったから、咲にしてもらった。 「さて、これでいいね。それで……。詩は、初恋を諦めちゃうの?」 率直に、そう聞かれた。 「あき……らめるしかないじゃん。あんなの見ちゃったし」