「真人?あいつなら今いないなよ?」

「そ、そうですか……」



 せっかく勇気を出したのに、返ってきた言葉は悲しいもの……。

 うぅ、仕方ない。

 日を改めよう!



「多分、屋上にいると思うよ。あいつ、いつもそこにいるから」



 その言葉に、あたしは1つの希望が持てた。



「あ、ありがとうございます!」



 急いでその人にお礼を言うと、早々に屋上に向かった。

 真人先輩、屋上にいるかな?



***