高橋さんが、はにかんだように笑いながら信号待ちでこちらを見た。
走っている道は、通ったことがあるのかもしれないけれど、クリスマスのイルミネーションでガラッと違って見えるので、何処をどう走っているのか全くわからないままだったが、突然、道が細くなって見覚えのある道だということに気づいた。
「此処って……」
「覚えてるか?」
「は、はい。勿論、覚えてます。高橋さんに、初めて連れてきてもらったアドベンチャー・ワールドですよね?」
「フッ……。よく覚えてたな。但し、もう寒いからタヌキには会えないかもしれないが」
そうなんだ。
「着いた」
高橋さんが車を停めたところは、前に来た時と同じ場所だった。
「うわあ。綺麗」
「おい! 寒いから、コート着……」
高橋さんが話している途中で、勝手に車から降りてドアを閉めてしまった。
さ、寒い。
想像していた以上に、外は寒かった。
「風邪ひくぞ」
「あっ。すみません」
高橋さんが、私のコートを持って来て着せてくれた。
気のせいか、前に来た時よりも、星の数が増えているような気がする。
「やっぱり、冬は星が綺麗だな」
「そうですね……」
どうして今、隣に高橋さんが居るんだろう?
諦めたはずの高橋さんが、どうして……。
「こっち」
エッ……。
高橋さんが、私の手首を持って歩き出して車に近づいてトランクを開けると、中からブランケットを出して、またトランクを閉めて歩き出した。
そして、防風堤の上にブランケットを1枚敷くと、何も言わずに私をその上に高橋さんが乗せた。
「キャッ……」
思わず怖くて、咄嗟に高橋さんの背中に両手を回してしまい慌てて離すと、高橋さんは笑いながら私の隣に座ると、もう1枚あったブランケットを私の肩から掛けてくれた。
走っている道は、通ったことがあるのかもしれないけれど、クリスマスのイルミネーションでガラッと違って見えるので、何処をどう走っているのか全くわからないままだったが、突然、道が細くなって見覚えのある道だということに気づいた。
「此処って……」
「覚えてるか?」
「は、はい。勿論、覚えてます。高橋さんに、初めて連れてきてもらったアドベンチャー・ワールドですよね?」
「フッ……。よく覚えてたな。但し、もう寒いからタヌキには会えないかもしれないが」
そうなんだ。
「着いた」
高橋さんが車を停めたところは、前に来た時と同じ場所だった。
「うわあ。綺麗」
「おい! 寒いから、コート着……」
高橋さんが話している途中で、勝手に車から降りてドアを閉めてしまった。
さ、寒い。
想像していた以上に、外は寒かった。
「風邪ひくぞ」
「あっ。すみません」
高橋さんが、私のコートを持って来て着せてくれた。
気のせいか、前に来た時よりも、星の数が増えているような気がする。
「やっぱり、冬は星が綺麗だな」
「そうですね……」
どうして今、隣に高橋さんが居るんだろう?
諦めたはずの高橋さんが、どうして……。
「こっち」
エッ……。
高橋さんが、私の手首を持って歩き出して車に近づいてトランクを開けると、中からブランケットを出して、またトランクを閉めて歩き出した。
そして、防風堤の上にブランケットを1枚敷くと、何も言わずに私をその上に高橋さんが乗せた。
「キャッ……」
思わず怖くて、咄嗟に高橋さんの背中に両手を回してしまい慌てて離すと、高橋さんは笑いながら私の隣に座ると、もう1枚あったブランケットを私の肩から掛けてくれた。

