咄嗟に少しだけ捲れた布団の中に頭を突っ込んで、急いでアイスバッグを高橋さんの左右の太ももの内側に置くと、また直ぐに布団から出て高橋さんに布団を掛け直した。
「お前……」
「ご、ごめんなさい。すみませんでした」
高橋さんの顔がまともに見られなくて、そのままお辞儀をして寝室から出て慌ててドアを閉めた。
はあ……。心臓が、口から飛び出るかと思った。
ドアを閉めた途端、力が抜けそうになったが、此処に居てはいけないと思って小走りでキッチンまで向かうと、シンクの前に座り込んで思わず両手で顔を覆った。
恥ずかしかった。きっと、高橋さんも驚いたと思う。いきなり、私があんなことしたから……。
ハッ!
でも、考えてみたら、ずっとあのままには出来ないんだ。途中で氷が溶けてしまうから、取り換えないといけない。
ああ。もう、どうしよう。また、あの恥ずかしい思いをしなければならないことを考えただけで、ドキドキしてきてしまった。
だけど、高橋さんのためなんだもの。そんなこと言ってたら、なかなか治らなくなってしまうかもしれない。そう思い直し、1時間後に静かに寝室のドアを開けて覗くと高橋さんは眠っていた。
良かった。
そっと寝室に入り、額の上のアイスバッグを外してから、静かに両脇の下に置いたアイスバッグを抜き取った。
後の2つは……。
取り敢えず、この3つだけを交換しようと思い、寝室から出てキッチンへと戻った。
やっぱり体温が高いせいか、アイスバッグの中の氷は殆ど溶けてしまっている。
やっぱり、足の方のアイスバッグも取ってこよう。
そう決心して再び寝室に入り、そっと足下の布団を捲ってアイスバッグを2つ取り出し、慌ててキッチンへと戻ってきた。
はあ。やっぱり緊張するし、恥ずかしいな。
急いでアイスバッグに新しい氷を詰めて寝室に向かい、緊張しながら5つを所定の位置にそっと置いた。それから、2回ほど同じことを繰り返している。
それにしても、高橋さん。急に具合が悪くなったのかな? 扁桃腺が腫れたのは、今日から? それとも、昨日? もしかして、出張中から具合が悪かったのかもしれない。
あっ……。
そう言えば、何となく出張中も元気がなかったかもしれない。接待のお酒も、飲んでいなかった。それに、今思えば煙草もあまり吸っていなかった気がする。昨日は、大きな溜息も突いたりしていた。出張中から、ずっと具合が悪かったんだ。それなのに、ずっと一緒に居て全くそれに気づけなかった。
シンクの中で冷凍庫の氷をアイスバッグに詰めながら、自分の不甲斐なさに情けなくなってきた。
「お前……」
「ご、ごめんなさい。すみませんでした」
高橋さんの顔がまともに見られなくて、そのままお辞儀をして寝室から出て慌ててドアを閉めた。
はあ……。心臓が、口から飛び出るかと思った。
ドアを閉めた途端、力が抜けそうになったが、此処に居てはいけないと思って小走りでキッチンまで向かうと、シンクの前に座り込んで思わず両手で顔を覆った。
恥ずかしかった。きっと、高橋さんも驚いたと思う。いきなり、私があんなことしたから……。
ハッ!
でも、考えてみたら、ずっとあのままには出来ないんだ。途中で氷が溶けてしまうから、取り換えないといけない。
ああ。もう、どうしよう。また、あの恥ずかしい思いをしなければならないことを考えただけで、ドキドキしてきてしまった。
だけど、高橋さんのためなんだもの。そんなこと言ってたら、なかなか治らなくなってしまうかもしれない。そう思い直し、1時間後に静かに寝室のドアを開けて覗くと高橋さんは眠っていた。
良かった。
そっと寝室に入り、額の上のアイスバッグを外してから、静かに両脇の下に置いたアイスバッグを抜き取った。
後の2つは……。
取り敢えず、この3つだけを交換しようと思い、寝室から出てキッチンへと戻った。
やっぱり体温が高いせいか、アイスバッグの中の氷は殆ど溶けてしまっている。
やっぱり、足の方のアイスバッグも取ってこよう。
そう決心して再び寝室に入り、そっと足下の布団を捲ってアイスバッグを2つ取り出し、慌ててキッチンへと戻ってきた。
はあ。やっぱり緊張するし、恥ずかしいな。
急いでアイスバッグに新しい氷を詰めて寝室に向かい、緊張しながら5つを所定の位置にそっと置いた。それから、2回ほど同じことを繰り返している。
それにしても、高橋さん。急に具合が悪くなったのかな? 扁桃腺が腫れたのは、今日から? それとも、昨日? もしかして、出張中から具合が悪かったのかもしれない。
あっ……。
そう言えば、何となく出張中も元気がなかったかもしれない。接待のお酒も、飲んでいなかった。それに、今思えば煙草もあまり吸っていなかった気がする。昨日は、大きな溜息も突いたりしていた。出張中から、ずっと具合が悪かったんだ。それなのに、ずっと一緒に居て全くそれに気づけなかった。
シンクの中で冷凍庫の氷をアイスバッグに詰めながら、自分の不甲斐なさに情けなくなってきた。

