そう言えば、明良さんに連絡したのかな? だけど、あの様子だと、きっと明良さんには連絡していないような気がする。明良さんに、連絡してみようかな。もしかしたら、土曜日だから電話に出てくれるかもしれない。
そう思ってトイレに向かい、トイレの中から明良さんに電話した。
「あっちゃんぶりけー」
はい?
「ただいま電話に出ることが出来ません。ご用の方は、ピーッという発信の後に、お名前とご用件をお話下さい。折り返し、こちらからご連絡させて頂きます」
「もしもし、矢島陽子です。明良さん。あの、高橋さんの具合が……」
「もしもし?」
「は、はい」
途中まで言い掛けたところで、いきなり明良さんが電話に出たので驚いて思わず返事をしてしまった。
「陽子ちゃん。どうしたの?」
「あの……。実は、高橋さんのマンションに今居るのですが、高橋さんの具合が悪いみたいで……」
「やっぱり」
エッ……。
やっぱりって?
「貴博。熱高いの?」
「それが……分からないんですが、声を出すと喉が痛いみたいです。それで、今、頼まれたヨーグルトを買ってきたのですが……。高橋さん。寝てしまっていて……」
「そう。多分、それは熱があると思うけど、取り敢えず熱だけ計っておいてくれる? あと、貴博が食欲あるなら何食べてもいいから」
「は、はい」
「あっ。でも、陽子ちゃんにはうつらないから安心していいよ。扁桃腺キャリアだから、疲れたりすると偶に熱出すんだ」
「そうなんですか」
高橋さん。扁桃腺持ちだったんだ。
「陽子ちゃん。夕方まで、そこに居られる?」
「あっ、はい。大丈夫です」
「良かった。俺、夕方まで抜けられないから、貴博のこと、よろしくね。もし出来たら、熱だけ2時間おきぐらいに計っておいてくれると助かる。あと、もし熱が39度以上だったら連絡して。留守番電話でも、折り返し電話するから」
「分かりました」
「それじゃ」
電話を切った後、明良さんに話せたので少し落ち着いていた。
こうしては、居られない。高橋さんの体温を計らなくちゃ。体温計は、何処にあるんだろう? 寝室にあるかな?
そう思って悪いとは思ったけれど、静かに寝室に入って高橋さんのベッドの周りを探したが、体温計は見つからなかった。
「何だ?」
「あっ。す、すみません。起こしてしまって。高橋さん。体温計は、どちらにありますか?」
「体温計?」
声を出すのが少し辛そうだったが、高橋さんが寝ながら返事をしてくれた。
そう思ってトイレに向かい、トイレの中から明良さんに電話した。
「あっちゃんぶりけー」
はい?
「ただいま電話に出ることが出来ません。ご用の方は、ピーッという発信の後に、お名前とご用件をお話下さい。折り返し、こちらからご連絡させて頂きます」
「もしもし、矢島陽子です。明良さん。あの、高橋さんの具合が……」
「もしもし?」
「は、はい」
途中まで言い掛けたところで、いきなり明良さんが電話に出たので驚いて思わず返事をしてしまった。
「陽子ちゃん。どうしたの?」
「あの……。実は、高橋さんのマンションに今居るのですが、高橋さんの具合が悪いみたいで……」
「やっぱり」
エッ……。
やっぱりって?
「貴博。熱高いの?」
「それが……分からないんですが、声を出すと喉が痛いみたいです。それで、今、頼まれたヨーグルトを買ってきたのですが……。高橋さん。寝てしまっていて……」
「そう。多分、それは熱があると思うけど、取り敢えず熱だけ計っておいてくれる? あと、貴博が食欲あるなら何食べてもいいから」
「は、はい」
「あっ。でも、陽子ちゃんにはうつらないから安心していいよ。扁桃腺キャリアだから、疲れたりすると偶に熱出すんだ」
「そうなんですか」
高橋さん。扁桃腺持ちだったんだ。
「陽子ちゃん。夕方まで、そこに居られる?」
「あっ、はい。大丈夫です」
「良かった。俺、夕方まで抜けられないから、貴博のこと、よろしくね。もし出来たら、熱だけ2時間おきぐらいに計っておいてくれると助かる。あと、もし熱が39度以上だったら連絡して。留守番電話でも、折り返し電話するから」
「分かりました」
「それじゃ」
電話を切った後、明良さんに話せたので少し落ち着いていた。
こうしては、居られない。高橋さんの体温を計らなくちゃ。体温計は、何処にあるんだろう? 寝室にあるかな?
そう思って悪いとは思ったけれど、静かに寝室に入って高橋さんのベッドの周りを探したが、体温計は見つからなかった。
「何だ?」
「あっ。す、すみません。起こしてしまって。高橋さん。体温計は、どちらにありますか?」
「体温計?」
声を出すのが少し辛そうだったが、高橋さんが寝ながら返事をしてくれた。

