「高橋さん。お忙しいんですね」
「そうだね。それはそうと、初めての出張はどうだった?」
明良さんが、興味津々といった感じで問い掛けてきた。
「それが……。高橋さんの足を引っ張ってばかりで、全然、役に立てなかったです」
「そんなことないんじゃない? きっと、貴博も助かってたと思うよ? 陽子ちゃんが、一緒に出張に行ってくれて」
「そうでしょうか……」
そんな風には、全く思えないけど。
途中で、明良さんと軽く食事をして家に帰ってくると、もう0時を過ぎていた。
「遅くなってしまって、すみません。送って下さって、食事までご馳走になってしまって、本当にありがとうございました」
「何、言ってるのお? 俺も、楽しかったから。また、食事しようね?」
「はい。ありがとうございます」
「出張で疲れてるだろうから、疲れると陽子ちゃんも良くないし、今日はゆっくり休んで」
「はい。ありがとうございます。おやすみなさい」
明良さんの車を見送って部屋に入ると、ずっと緊張していたせいもあって、流石にホッとして一気に疲れが出た感じだった。
時間が経ってしまうと億劫になってしまうので早くお風呂に入ろうと思い、洗濯機のタイマーをセットしながら出張に持って行ったものも洗濯したかったので、旅行バッグから洗濯物を出して洗濯機に放り込んだ。そして、バッグの中からハンカチを取り出そうとしてバッグの中を探していた。
あれ?
バッグの中がごちゃごちゃになっているのは、さっき高橋さんの車の中で中身を散乱させてしまったからだったが、ハンカチを探しながら会社の社員IDカードが2枚出てきてしまった。
嘘。
見ると、1枚は高橋さんのものだった。
もしかして、バッグの中身を散乱させた時に、高橋さんのIDカードも一緒に落ちたか何かで紛れ込んじゃったのかもしれない。
大変だ。どうしよう。
月曜日。これがないと、高橋さん。会社に入れないんじゃ……。
「そうだね。それはそうと、初めての出張はどうだった?」
明良さんが、興味津々といった感じで問い掛けてきた。
「それが……。高橋さんの足を引っ張ってばかりで、全然、役に立てなかったです」
「そんなことないんじゃない? きっと、貴博も助かってたと思うよ? 陽子ちゃんが、一緒に出張に行ってくれて」
「そうでしょうか……」
そんな風には、全く思えないけど。
途中で、明良さんと軽く食事をして家に帰ってくると、もう0時を過ぎていた。
「遅くなってしまって、すみません。送って下さって、食事までご馳走になってしまって、本当にありがとうございました」
「何、言ってるのお? 俺も、楽しかったから。また、食事しようね?」
「はい。ありがとうございます」
「出張で疲れてるだろうから、疲れると陽子ちゃんも良くないし、今日はゆっくり休んで」
「はい。ありがとうございます。おやすみなさい」
明良さんの車を見送って部屋に入ると、ずっと緊張していたせいもあって、流石にホッとして一気に疲れが出た感じだった。
時間が経ってしまうと億劫になってしまうので早くお風呂に入ろうと思い、洗濯機のタイマーをセットしながら出張に持って行ったものも洗濯したかったので、旅行バッグから洗濯物を出して洗濯機に放り込んだ。そして、バッグの中からハンカチを取り出そうとしてバッグの中を探していた。
あれ?
バッグの中がごちゃごちゃになっているのは、さっき高橋さんの車の中で中身を散乱させてしまったからだったが、ハンカチを探しながら会社の社員IDカードが2枚出てきてしまった。
嘘。
見ると、1枚は高橋さんのものだった。
もしかして、バッグの中身を散乱させた時に、高橋さんのIDカードも一緒に落ちたか何かで紛れ込んじゃったのかもしれない。
大変だ。どうしよう。
月曜日。これがないと、高橋さん。会社に入れないんじゃ……。

