空港事務所に着くと、今朝も女子社員に高橋さんは囲まれていた。
「明日、お休みなんですから、大阪でゆっくりしていって下さいよ。みんなで今夜、飲みに行きませんか? ホテルぐらい、私達が手配しますから」
「ありがとう。だけど、今日は帰らないとまずいから」
「ええっ。今日帰っちゃうなんて、そんなのつまんないじゃないですか」
「貧乏暇無しなもので、時間がなくて」
「高橋さんが、貧乏なわけないじゃなぁい」
す、凄いな。
みんな、高橋さんと飲みに行きたいんだ。
『最近、酒が美味くないから、飲んでないんだ』
高橋さん……。いったい、どうしちゃったんだろう?
具合悪いわけじゃないって、言ってたけど……。
あっ。いけない、いけない。
高橋さんは私の上司で、私は高橋さんの部下。余計な詮索はしない、しない。
無事に大阪での仕事も終わって、東京に帰ってくると21時半を廻っていた。
空港内の事務所に居たため、直ぐに飛行機には乗れることもあり、ぎりぎりまで仕事をしていたからだ。
「遅くなって、悪かったな」
「とんでもないです。あまり、お役に立てなくて……」
高橋さんに言われたことしか出来なくて、少し自己嫌悪に陥っている。
「そんなことはない。コピーやFAXを手伝って貰えたから、だいぶ助かった。あれを1人でやるとなると、かなり時間が掛かる」
「ありがとうございます」
羽田に着いて、これで高橋さんと離れられると思ったら、少し肩の力が抜けた気がした。
「それじゃ……」
「帰りに、何処かでご飯食べていこう」
エッ……。
「あ、あの、私……電車で帰ります」
「ハッ? その荷物で、電車は大変だろう? また足の具合が悪化して、最終の診察で明良に何か言われたら困るだろう?」
「ほ、本当に、大丈夫ですから。あっ……」
「行くぞ」
「た、高橋さん。待って下さい」
すると、高橋さんは、私が右手に持っていた荷物を奪うようにして取ると、先を歩いて行ってしまった。その後ろを追いかけるようにしてついていったが、高橋さんはそのまま駐車場に向かうと、車のトランクに私の荷物を入れていた。
「明日、お休みなんですから、大阪でゆっくりしていって下さいよ。みんなで今夜、飲みに行きませんか? ホテルぐらい、私達が手配しますから」
「ありがとう。だけど、今日は帰らないとまずいから」
「ええっ。今日帰っちゃうなんて、そんなのつまんないじゃないですか」
「貧乏暇無しなもので、時間がなくて」
「高橋さんが、貧乏なわけないじゃなぁい」
す、凄いな。
みんな、高橋さんと飲みに行きたいんだ。
『最近、酒が美味くないから、飲んでないんだ』
高橋さん……。いったい、どうしちゃったんだろう?
具合悪いわけじゃないって、言ってたけど……。
あっ。いけない、いけない。
高橋さんは私の上司で、私は高橋さんの部下。余計な詮索はしない、しない。
無事に大阪での仕事も終わって、東京に帰ってくると21時半を廻っていた。
空港内の事務所に居たため、直ぐに飛行機には乗れることもあり、ぎりぎりまで仕事をしていたからだ。
「遅くなって、悪かったな」
「とんでもないです。あまり、お役に立てなくて……」
高橋さんに言われたことしか出来なくて、少し自己嫌悪に陥っている。
「そんなことはない。コピーやFAXを手伝って貰えたから、だいぶ助かった。あれを1人でやるとなると、かなり時間が掛かる」
「ありがとうございます」
羽田に着いて、これで高橋さんと離れられると思ったら、少し肩の力が抜けた気がした。
「それじゃ……」
「帰りに、何処かでご飯食べていこう」
エッ……。
「あ、あの、私……電車で帰ります」
「ハッ? その荷物で、電車は大変だろう? また足の具合が悪化して、最終の診察で明良に何か言われたら困るだろう?」
「ほ、本当に、大丈夫ですから。あっ……」
「行くぞ」
「た、高橋さん。待って下さい」
すると、高橋さんは、私が右手に持っていた荷物を奪うようにして取ると、先を歩いて行ってしまった。その後ろを追いかけるようにしてついていったが、高橋さんはそのまま駐車場に向かうと、車のトランクに私の荷物を入れていた。

