「い、いえ。そ、そんなこと、ないですよ」
何か、この2人に突っ込まれると、逃げ場がない感じだ。
「それはそうと、高橋さんは、矢島さんの彼氏なの?」
「ブッ……」
飲みかけていたお茶を、思わず吹き出しそうになってしまった。
「か、彼とか、そ、そんなんじゃないです」
「アッハッハ……。矢島ちゃん。焦って、声が裏返っちゃってる。いいじゃない。隠すことじゃないんだし」
「やっぱり、そうなの? さっきのさざえの時といい、何かいい雰囲気だったものね」
「でしょう?」
「も、もう、折原さん。やめて下さい。本当に、そんなんじゃないですから。そんなんじゃ……」
高橋さんが、彼氏だなんて。そんなこと、あるわけない。そんなこと……。
「でも、お似合いだと思うわよ?」
夏目さん。
「仕事のできる男は、矢島さんのような癒し系の女の子がいいの。仕事の時は、いつも闘ってるからね」
闘ってる……。
「いつも闘ってるかあ」
「何が、闘ってるんだ?」
うわっ。
折原さんの声は凄く通るから、もしかして高橋さんに聞かれてしまった?
「お局と、Everyday Everytime 闘ってるって言ってたの」
折原さん……。
「フッ……。折原は、いつも戦闘態勢だからな」
「先輩の会社は、お局様は居ないんですか?」
「さあ、どうだろう? お局様は、何処にでも居るからねえ。まあ、もっとも私の場合は、殆ど会社に居ることは少ないし、現場は男ばかりだからね」
「そうですよね。ある意味、羨ましいですよ」
「羨ましい? アッハッハ……。良かった、現場で」
折原さんと夏目さんの機転で、上手く誤魔化してくれて高橋さんに知られずに済んだ。
「それじゃ、私。そろそろ、失礼します」
夏目さんが時計を見ながら、高橋さんにそう告げた。
「お勘定を」
「今日は、お忙しいところ、わざわざお越し頂いたのですから」
そう言って、高橋さんは頭を下げた。
「そうは、いかないですよ。高橋さん。ちゃんと、おっしゃって下さい。割り勘で」
「いえ、本当に……」
「先輩。高橋の言うとおりで、いいんじゃないですか?」
「何だか、申し訳ないです。高橋さん」
夏目さんが、本当に恐縮している表情を見せた。
「こちらこそ、無理難題を申しまして……。いろいろ勉強になりました」
「とんでもないです。これが、仕事ですから。では、お言葉に甘えて」
夏目さんが、高橋さんにお辞儀をした。
「高橋さん」
何か、この2人に突っ込まれると、逃げ場がない感じだ。
「それはそうと、高橋さんは、矢島さんの彼氏なの?」
「ブッ……」
飲みかけていたお茶を、思わず吹き出しそうになってしまった。
「か、彼とか、そ、そんなんじゃないです」
「アッハッハ……。矢島ちゃん。焦って、声が裏返っちゃってる。いいじゃない。隠すことじゃないんだし」
「やっぱり、そうなの? さっきのさざえの時といい、何かいい雰囲気だったものね」
「でしょう?」
「も、もう、折原さん。やめて下さい。本当に、そんなんじゃないですから。そんなんじゃ……」
高橋さんが、彼氏だなんて。そんなこと、あるわけない。そんなこと……。
「でも、お似合いだと思うわよ?」
夏目さん。
「仕事のできる男は、矢島さんのような癒し系の女の子がいいの。仕事の時は、いつも闘ってるからね」
闘ってる……。
「いつも闘ってるかあ」
「何が、闘ってるんだ?」
うわっ。
折原さんの声は凄く通るから、もしかして高橋さんに聞かれてしまった?
「お局と、Everyday Everytime 闘ってるって言ってたの」
折原さん……。
「フッ……。折原は、いつも戦闘態勢だからな」
「先輩の会社は、お局様は居ないんですか?」
「さあ、どうだろう? お局様は、何処にでも居るからねえ。まあ、もっとも私の場合は、殆ど会社に居ることは少ないし、現場は男ばかりだからね」
「そうですよね。ある意味、羨ましいですよ」
「羨ましい? アッハッハ……。良かった、現場で」
折原さんと夏目さんの機転で、上手く誤魔化してくれて高橋さんに知られずに済んだ。
「それじゃ、私。そろそろ、失礼します」
夏目さんが時計を見ながら、高橋さんにそう告げた。
「お勘定を」
「今日は、お忙しいところ、わざわざお越し頂いたのですから」
そう言って、高橋さんは頭を下げた。
「そうは、いかないですよ。高橋さん。ちゃんと、おっしゃって下さい。割り勘で」
「いえ、本当に……」
「先輩。高橋の言うとおりで、いいんじゃないですか?」
「何だか、申し訳ないです。高橋さん」
夏目さんが、本当に恐縮している表情を見せた。
「こちらこそ、無理難題を申しまして……。いろいろ勉強になりました」
「とんでもないです。これが、仕事ですから。では、お言葉に甘えて」
夏目さんが、高橋さんにお辞儀をした。
「高橋さん」

