夏目さんは、開いたページに数字やメンテナンスをするべきもの、した方がいいもの、差し当たってまだしなくてもいいものを3つのグループに分けて、ざっと書き出して高橋さんに見せながら説明をしていた。
凄いな……。
折原さんが憧れていると言ってた意味が、良く分かる気がする。
「そうですか。よく分かりました。ですが……。何分、素人なものですから、全くといっていいほど分からないことばかりで、何を削減して、何を優先すればいいのか。どのように見積もりを立てて下さったものに、対応していいのか。勿論、交渉の窓口は、我が社の総務と庶務があたることになると思うのですが、その前に予算を組まなければならないものですから。私としては、その時点で何とかしたいと思っているのです」
どういうこと?
高橋さんは、総務と庶務の仕事もするってことなの?
「そうですか。うーん……」
夏目さんは、何か考えている様子だった。
「実は、うちの本社ビルのメンテナンスに関して、長く維持していく上で、効率的に、且つ、かかる費用を極力抑えたいと考えています。これは、今の時点で夏目さんに対して申し上げることではないことは、重々、承知しております。偶然にも折原の先輩でいらっしゃって、こうしてお話を伺えることだけでも感謝しなければならないのですが……」
高橋さん。
高橋さんは、もしかしたら私の知らないところで、もっともっといろんなことに対応しているのかもしれない。対応というか、対処といった方がいいのか分からないけれど、見えないところで本当にいろんな勉強をして、頭を下げて会社のために尽力している気がする。
「高橋さん。そんな改まらなくて、いいですよ」
夏目さん?
「貴方の会社を思う真っ直ぐな気持ち、私は嫌いじゃないです」
「……」
夏目さんは微笑みながら、開いたノートにぐるぐると何度も円を描いた。
「今のこのご時世、どの企業も苦しいです。勿論、我が社も例外ではありません。ですが、持ちつ、持ちつ、だけの関係だけでは、長いお付き合いはできません。せっかくご縁あって、我が社で建てて下さった御社の本社ビルですから、メンテナンスに関して、単刀直入に申し上げれば、電気に関しては私が何とかします」
うわっ。
凄いな……。
折原さんが憧れていると言ってた意味が、良く分かる気がする。
「そうですか。よく分かりました。ですが……。何分、素人なものですから、全くといっていいほど分からないことばかりで、何を削減して、何を優先すればいいのか。どのように見積もりを立てて下さったものに、対応していいのか。勿論、交渉の窓口は、我が社の総務と庶務があたることになると思うのですが、その前に予算を組まなければならないものですから。私としては、その時点で何とかしたいと思っているのです」
どういうこと?
高橋さんは、総務と庶務の仕事もするってことなの?
「そうですか。うーん……」
夏目さんは、何か考えている様子だった。
「実は、うちの本社ビルのメンテナンスに関して、長く維持していく上で、効率的に、且つ、かかる費用を極力抑えたいと考えています。これは、今の時点で夏目さんに対して申し上げることではないことは、重々、承知しております。偶然にも折原の先輩でいらっしゃって、こうしてお話を伺えることだけでも感謝しなければならないのですが……」
高橋さん。
高橋さんは、もしかしたら私の知らないところで、もっともっといろんなことに対応しているのかもしれない。対応というか、対処といった方がいいのか分からないけれど、見えないところで本当にいろんな勉強をして、頭を下げて会社のために尽力している気がする。
「高橋さん。そんな改まらなくて、いいですよ」
夏目さん?
「貴方の会社を思う真っ直ぐな気持ち、私は嫌いじゃないです」
「……」
夏目さんは微笑みながら、開いたノートにぐるぐると何度も円を描いた。
「今のこのご時世、どの企業も苦しいです。勿論、我が社も例外ではありません。ですが、持ちつ、持ちつ、だけの関係だけでは、長いお付き合いはできません。せっかくご縁あって、我が社で建てて下さった御社の本社ビルですから、メンテナンスに関して、単刀直入に申し上げれば、電気に関しては私が何とかします」
うわっ。

