「そーやって煽られると、おにーさん耐えられないな」
「え……?耐えられないって何が……きゃっ」
私は蒼凰に押し倒される。
あ……この距離で見つめてやっと分かった……
この顔の蒼凰……本気だ。
それはどうやら当たっているようで。
「心羽ちゃんがどれだけ俺に愛されてるか、教えてあげる」
そう言って蒼凰は、私に何度も何度も短いキスをしてくる。
「ちょ、と……蒼凰っ……」
名前を呼んでも、キスをやめてはくれない。
たまに見える口元のほくろが、蒼凰の色気を引き立てていて、気がおかしくなりそうだ。
やっとキスをやめてくれたかと思えば、次は言葉で攻めてきて。
「心羽ちゃんさぁ、ボディガードなんてやってるくせに、無防備すぎるんじゃないの?あと声可愛すぎ」
だから仕返しとして言ってみた。
「無防備なのは、蒼凰の前だけだよ……?」
すると蒼凰は、目を見開いた後には笑いをこぼす。
「っ……ふ、ははっ。あ〜もうさぁ、そんなに可愛くってどうしたいの?お望みなら、いくらでもめちゃくちゃにしてあげるよ」
きっと私は彼に溺れ続けて、きっとこの愛は、この先何年だって続いていくのだろう。
Fin.



