溢れる涙を手で拭う私に、蒼凰さんは驚きながらも尋ねてくる。
「要するに心羽ちゃんは、俺が心羽ちゃんよりも可愛くて綺麗な人と出会って、今もそういう人と遊んでるんじゃないかって、不安になっちゃったの?」
私は頷く。
すると蒼凰は、長いため息をついた後に右手で顔を覆って。
「ああほんと、閉じ込めておきたい……って、言われても分からないよねぇ、心羽ちゃんは」
「分かるもん!監禁はダメってことでしょ?」
「いや、分かってない。全っ然分かってない」
「!?」
うそ……
絶対合ってると思ったのに……
凹む私を見て、蒼凰は話題を戻す。
「心羽ちゃんは、もし俺が女遊び続けてたらどうする?」
「っ……そんなの嫌だよ……蒼凰は私のだもん……っ」
優しくてかっこよくて、私に新しい人生をくれた蒼凰が他の人のものなんて、絶対耐えられないよ……
また涙が溢れそうになっていると、蒼凰はいつもとどこか違う顔をして。



