「心羽ちゃんただい……ま?どうしたの?」
蒼凰がそう尋ねてくるのは、私が険しい表情をしてソファに正座していたからだ。
私には、ずっと気になっていたけど聞くのを躊躇っていたことがある。
それは……
「蒼凰、もしかして今も女遊びしてるの……っ?」
「え……?」
そう、心さんから聞いた、蒼凰の女遊びのことについてだ。
私と蒼凰が付き合って、もうすぐで一年が経とうとしている。
なのにこの問題を放っておくのは、今後の気持ちにも関係してくるので、思い切って聞いてみることにした。
蒼凰は私の言葉に驚いた顔をしながら、そろりと隣に座ってくる。
「ちょ、ちょっと待って心羽ちゃん、それ誰から……」
「誰からなんて関係ないっ……私、ずっと気になってたの……だって蒼凰が出会ってきた人の中には、私よりもずっと可愛くて綺麗な人がたくさんいて……っ」
「え?俺は心羽以上に可愛くて綺麗な人になんて……」
「隠さなくてもいいもんっ……私は、非の打ち所のない蒼凰には、不釣り合いだって分かってるから……っ」
ああもう、すぐ不安になって出てきちゃうこの涙、どうにかならないの……っ?
私ってメンタル弱いのかな……?



