最強総長の愛するボディガード



「ねぇ心羽ちゃん」
「はい」
「その敬語、やめない?名前も蒼凰さんじゃなくて蒼凰がいいな……」



と言ってきて。
でも昨日のことがあったからか、蒼凰さんのお望み通りにすると負けた気がする私は、返事をしないでおこうと沈黙を貫く。
するとそれを見かねた蒼凰さんは、ボソッと



「彰人のことは呼び捨てでタメ語なのに……」



なんて言ってきたのだ。
彰人のことを出されてしまえば、もう私に選択肢なんて残されていない。
とても悔しいけれど、私は



「分かりまし……分かったよ、あ、蒼凰……っ」



と負けを認め、これからは蒼凰さんのことを蒼凰と呼び捨てで呼び、タメ口で話していくことになった。
その日から一ヶ月経った今日は、蒼凰にとあることを問いただしてやろうと思っている。
現在時刻は午後六時。



そろそろ蒼凰が帰ってくる時間だと思うんだけど……



その時、丁度帰ってきたみたいで、部屋の扉が開かれる。