最強総長の愛するボディガード




心羽side



蒼凰さんが大学一年生となり、私は高校二年生となった春から、約一ヶ月。
私たちは今、同じ部屋で生活しています。
なぜそうなったかと言うと、時は始業式の日まで遡る。
夜、蒼凰さんが私の部屋まで訪ねてきて。
何かと思えば、



「ねぇ心羽ちゃん、心羽ちゃんは俺の婚約者でしょ?」
「?はい……」
「俺、心羽ちゃんと同じ部屋がいいなぁ」



と、私の肩に顔をうずめながらきょうは……お願いしてきたのだ。
そんなの断れるわけもなく、私は小さくはいと返事をする。
そしたらなんと蒼凰さんが、



「もちろんベッドも一緒だからね?」



と後から付け加えてきたのだ。
聞いていないと私が文句を言ったら、



「嫌なの?」



と聞かれてしまい。
嫌じゃない私は、渋々蒼凰さんの思惑通りに返事をしてしまった。
変わったのは部屋のことだけでなく、そのまた翌日。
ベッドで私の隣に寝転びながら、