きっと瑠奈のことを言っているのだろう。
そんなことまで心配してくれる彰人に、私は思う。
私、やっぱり……彰人とこのままなんて嫌だ……
優しい彰人だからこそ、ちゃんと返事がしたい……っ
「彰人、お願い……っ」
「ん?どうした?」
その声は、いつも以上に優しい声色だった。
「私に、告白の返事をさせて欲しいの……っ」
「……分かったよ、だから泣くな」
彰人は、私の涙を拭うなんてことしない。
きっと私が蒼凰さんと付き合う前だったら、違ったんだろうけど。
彰人は真面目な声色で蒼凰さんに言う。
「蒼凰、頼む。少しでいいから二人きりにしてくれ」
蒼凰さんも、そんな彰人の頼みを断る気にはなれなかったみたいで。
「……ああ、いいよ。心羽ちゃん、下で待ってるね」
「はい……っ」



