最強総長の愛するボディガード

「いいよ、入ってても。心羽ちゃんの作ったものなら例えそれが毒入りだって食べる。それで死ねたなら、俺は世界一の幸せ者だ」
「っ……」



そう言われて押し切られた私は、蒼凰さんに生チョコを奪われてしまう。
そして蒼凰さんは生チョコを一つ口の中に放り入れて、



「すっごくおいしいよ」



と甘い笑顔で微笑んだ。



こ、この人の笑顔……心臓に悪い……っ
でもおいしいって言ってもらえて嬉しいなぁ……



その後は私も蒼凰さんと一緒に生チョコを食べて、帰る時間になるまで和気あいあいと過ごした。



そうして気づけば午後七時。
蓮見家へ帰る時間だ。
私と蒼凰さんは荷物を持って、1005の部屋を出る。
するとそこには、私たちが出てくるのを待っていたかのように、扉の前の壁に寄りかかっている彰人の姿があった。
彰人は蒼凰さんの顔を一瞬だけ見たあと、私に尋ねる。



「心羽、怪我は本当に大丈夫なんだな?撃たれたところは?」
「本当に大丈夫っ、心配してくれてありがとうっ」
「今日は色々あったし、精神的にも大丈夫なのか?」