アジトへ帰ってきて、1005の部屋に入った途端、私はドッと疲れに襲われる。
なんとか無事に帰ってこれた……
今日は色々なことがありすぎて、もうヘトヘトだよ……
って。
私はキッチンが目に入って思い出す。
そういえばそのままだったな、生チョコ……
そう、そこには放置された生チョコがあったのだ。
「心羽ちゃん、これは?」
「えっと……眠らされる前に心さんと作ってたんですけど……」
今見ると、私の作ったやつは形が悪い気がして。
「要らないですよね、こんなの……」
と、私は生チョコを冷蔵庫に片付けようとする。
けれど後ろから蒼凰さんに抱き寄せられて、私はそれを阻止されてしまう。
「だめ、もう俺のだから」
「っ……で、でも、材料を準備して下さったのは心さんなので、これにも睡眠薬が入っているかもしれな……」



