「でも疲れてるのは蒼凰さんたちも一緒ですっ。心さんから百人以上を向かわせたって聞きましたよ?」
「確かに敵の人数は多かったけど、丁度今日が街の治安見守りの日で。六人全員いたから、一人あたりの倒した人数で言うと心羽ちゃんよりもずっと少ないよ。だから心羽ちゃんは休んでて?」
けれど蒼凰さんにそう言われてしまえば、私はそうせざるを得ないのだ。
私は車に乗って待っておくことにした。
その三十分後。
蒼凰さんがやってきて、アジトへ帰ろうと言う。
その車の中、私は気になっていたことを蒼凰に尋ねる。
「あ、あの蒼凰さん、私たちって婚約者じゃない……ですよね……?」
「うん、そうだね」
っ……やっぱり、そうだよね……
もし本当だったら嬉しかったなんて……そんなの言えないよ……
私が凹んでいると、それを見た蒼凰さんはとんでもないことを言ってくる。
「でも、心羽ちゃんの返事次第では今にでも嘘じゃなくなるよ?」
「え……?」



