「紗良ちゃんさ、今少し嫌だなって気持ちあるかな?」

悠飛先生が背をピシってして聞いてきた、真面目に答えた方がいいのかな…。

「なんて…答えても……いた…いこと……しな…い?」

悠飛先生考えてるのかな?

「うーん、紗良ちゃんが嫌な気持ちたくさんあって、もう嫌だって時にお手伝いする魔法をかけるだけだよ!ちょっと痛いかも知れないけどね、紗良ちゃんも怖いのとか辛いのは嫌だよね。だからもう気持ちがモヤモヤするなら魔法かけたいなって思ったんだ〜!」

「イヤァ…辛いのも嫌だけど……痛いのもいや……」

「そっか、そっか。じゃあ紗良ちゃんがもう全部嫌になった時に魔法かけるね。」

怖かったから頷いた。

-プルプルプルプルプルプルウル

「はい、小児科空知です。-うん。うん、おけ。向かいます。処置室あけといて、ありがと。」

「紗良ちゃん、ごめんね!呼ばれちゃったから行くね!もう一度目を閉じて寝ててね〜起きたらさっきと同じボタン押してね!」

「わかった。」

悠飛先生はその言葉を聞いて出ていった。

よし、おやすみなさい。