「明日…カラオケ行かへん?」


美咲はカラオケが大好きらしい。

先週位まで一緒に住んでいた子とよく行ってる話は聞いていた。


ふと美咲を見た。

頬を少し赤らめて目を潤ませて俺を見て


「あたし音痴ですけど…イイですか?」


音痴?そんな事より約束出来た事の方が嬉しくて、この日の俺の顔は緩みっ放しだった。