「美咲の顔を思い出したら色なんか使われへん…逆に美咲にもして欲しくないし…」

…情けないな。俺。

こんなんでオーナー勤まるんかな…?

これから先…美咲守れるんかな…?


そんな俺を美咲が抱き締めた。


「…ごめんなさい…ひっく…ごめんなさい…」

謝る美咲に俺は

「俺も悪かった…みぃの気持ち考えてあげられへんくて…ごめんな…」


美咲は首を思いっきり横に振った。