「年内には夜上がるから…」


"年内"…。

ホンマはもっと早く辞める予定やけど。無責任な約束で美咲を傷つけるのは嫌やから…。

すると美咲の口から予想外な言葉が漏れた。


「もぉいいよ…。なんか…もぉ…疲れた…。」


え!?ちょっと待って!?"疲れた"って…。


もぅ一緒におられへんって事か?


焦った俺はとんでもない事を口にした。


「でも仕事の事はお互いやん…?」