上級生の教室に入るのは抵抗があるのか、廊下の窓からこちらに向かって手を振っている 「涼介くん、今日も一緒にお昼食べる?」 私がそう問いかけ、大きく頷いてから子犬のように尻尾を振って教室に入ってくる それが昼休みのルーティンになっていた 沙羅も最初こそ嫌がっていたが、今はすっかり慣れたようだ 「佐藤くんは、由奈のペットみたいだね」 ペットだなんて… こんな整った顔をしている涼介くんを独り占めしたら周りの女子の視線が怖い