愛の行き先


「…さん、由奈さん」



目を開けると目の前に涼介くんの顔があった




涼介くんに膝枕されていたようだ




「あ、ごめんね」


「いえ、体調は大丈夫ですか?」


「あ…うん」




関わるなって言われたから、気まずい…





「あの…僕なにかしましたか?」


「…え?」


「ちょっと前から僕のこと避けてますよね?」



「あ…それは…」



沙羅達に「関わるな」って言われたとか言ったら傷つくよね



でもなんて言い訳したら…



「嫌いなら嫌いって言ってください。もう近寄りません」


「嫌いとかじゃ…」


「じゃあ、どうして…」


「その…」


「誰かに何か言われましたか?沙羅さんとか」


「え…?」


「やっぱりそうなんですね」



私の反応から確信したのか、涼介くんは俯いた



「何を言われたのかわからないですが、僕は何もしてません。信じてください」