「良い案ってなんだよ。」


二人は光輝を問い詰める。


光輝は鼻を高くしながら、静かに口を開いた。


「優馬お前、渡海に告ってこい。」


「っは!?」


優馬の間抜けな声が教室中に響き渡る。


「それって、つまり嘘コクだろ??」


秀太が念押しで光輝に聞く。


光輝はドヤ顔でもちろんと頷きながら言った。


「俺、ぜってぇに行かねぇ。」


優馬は、馬鹿げたような顔でその場を足早に出ようとした。


「もし、2人が付き合ったらおめぇらに焼肉奢ってやるよ。」


しかし、その秀太の一言で優馬は告白をすることになったのだった。