「おはよぉ~」
「おはよっ!!」
いつもどおり麻美と
待ち合わせして
学校に向かう..。

―――ガラガラ―――
「花恋麻美おはよぉ」
教室に入ると
みんなが笑って
声をかけてくれる。

いつものように
楽しい学校も部活も
終わり家に帰り
パソコンをつける。
これはあたしの
日課のようなもの。

まずはメールチェック。
最近は誰からも
メールはこないし
今日も期待はしない。
受信ボタンを押し
お茶を取りに
キッチンへ行く。


―――ピロン―――
音が鳴った..

パソコンへ走った。


.....誰.....
知らないアドレス。
内容は..

「よっ!」だけ..
怖くて怖くて
返事返そうかすっごい
迷った..
迷って迷って迷った結果
「ごめんなさい。誰ですか?」
送ってしまった。

―――ピロン―――
きちゃった..
恐る恐る内容を見る。

「俺2年の西森隆希
(にしもりりゅうき)
知ってる??」

西森隆希..
知ってる?って
名前ぐらはね。
だって..だって..
西森隆希って
あの2年生の中で
一番悪いグループに
いる人だよね..??
見たことはないけど
よく放送で名前
かかるよね..??
何で?何で?
パニクって返事なんて
返せなかった..

次の日麻美にそのことを
話しながら学校に向かう。
授業なんて頭に入らない。
昼休み、お弁当食べてたら
―――ガラガラ―――
「小泉花恋ってのいる?」


ドクンっ

心臓がなった..
「は、はい..」
引きつった顔で
返事をした..

5,6人の中から
1人だけこっちにくる。

「よっ!俺!分かる?」
「あ、あの..えっと..」
誰誰誰?わっかんないよ。
「俺!西森隆希!よろしくな!」
嘘..この人が..?
「あ、はい..」


これが隆希との出会いだった。