次の日、あたしは朝から紫陽の家に行って紫陽と学校に行った。


「よっ！紫陽まだお前女に守られてんのか」


紫陽とお昼ご飯を食べていると餓鬼のまんまの優吾が来た。


「あんたこそ小学生の頃から頭ん中なーにも変わってないんじゃないの」


あたしは優吾の前に立って言ってやった。


「な、なんだよ...」

「やんの？さぁかかってきな」

「ふんっ女相手に出来るか！」


よく言うよ、昔はよく手を出してくせに。

優吾は行ってしまった。


「ねぇねぇ」


クラスの女の子が話しかけてきた。


「いつも一緒に居るけど二人って付き合ってるの？」

「んーん、幼馴染だよ」


あたしは答える。


「でもさでもさ凛ちゃんって紫陽くんより優吾くんの方がお似合いじゃない！？」


別の子が言った。


「え、あいつこそただの腐れ縁だよ」

「好きな子にはちょっかいだすもんなんだよ」

「優吾はあたしじゃなくて昔から紫陽にちょっかいだすから紫陽の事好きなのかな（笑）」

「えー、なにそれー（笑）」


喋っていると授業始まりのチャイムが鳴った。