Rin視点


「凛ちゃん!.......ハァハァ」


息を切らしてやって来たのはクラスの女の子。


「どうしたの?」

「来て...」

「え?」

「紫陽くんと優吾くんが...喧嘩してるの!」

「また一方的に優吾がやってんの!?」

「違うの...先に手を出したのは.....紫陽くんなの!」


あたしは走り出した。

なんで...

紫陽が.....?

昔からやられてもやられっぱなし。

泣き虫の紫陽が...。