夜。

手持ち花火とお菓子、そして大人はお酒を持って屋上へ。


「え...剣にぃ!?」


剣にぃとは紫陽のお兄ちゃん。

もう自立していて一人暮らしをしている。


「久しぶりだね。おー、チビ大きくなったなぁ」


そう言って柊の頭を撫でるけど柊はあたしの後ろに隠れる。


「アハハッ、覚えてないか」


そう言って剣にぃは笑う。


「来るなら言ってよもー」


ママは言った。

お隣さん同士、会話が弾む。