生と死と恋の間で~死神?!に恋した陰キャJKの1週間~

真一はもともと学校では有名人だった。

全国模試、上位の常連がうじゃうじゃいる特進クラスに、バレーボール部所属のスポーツも出来るイケメンがいるとかで、

よく女子生徒たちの話題になっていた。

2次元にしか興味がないさくらの耳にも、その噂は入って来ていた。

しかし、さくらも顔までは把握していなかったので、さくらは、真一のことは噂でしか知らなかった。

だから初めて真一と会った時、高校生とは思わず、本当に死神だと思っていたのだ。

実際に実物を目の前にすると、イケメンで高身長の破壊力はすごい。

眼鏡をかけていても、制服を着ていても格好よく見える。

女子生徒たちが大騒ぎするのも頷(うなず)ける。


『やっぱり一軍の中の一軍だったか・・・。

本来なら、私と話をすることなんて一生なかったかもしれない。』

真一とは現実に戻っても、さくらには別世界の人だった。

真一と呼び捨てで呼んでいることを、他の女子に聞かれたら大変なことになるのは目に見えている。

『もう今までのように話すことはなくなるだろう。真一と一緒にショッピングモールで遊んだことは、

いい思い出になるだろう。とりあえず、聞きたいことが山ほどある。話せるうちに話しておこう。』