生と死と恋の間で~死神?!に恋した陰キャJKの1週間~

1週間前

辺り一面、真っ白い空間の中に二人の男が立っていた。

一人は、高校の制服を着た真一。もう一人はあの美しいブロンドのミカエルだった。

「あ~あ、なんでまた・・・。」

と、ミカエルはため息まじりで言った。

「ここは??」

と真一は不安そうに戸惑いながら聞いた。

「私の名はミカエル。真一くん、ここは、生と死の間の世界さ。僕はよく言えば天使、悪く言えば死神。」

真一は、この不思議な空間と、自分が名乗るより前に、既に自分の名前を知っていた事実に、

すんなりとこの男の言葉を受け入れた。

そして何より、自分の想像力では、この真っ白な世界は

到底生み出すことなんてできないからだ。


「俺は死んだ?」

真一は、少し早まる心臓の音を感じながらミカエルに質問した。


「いや、死んでないよ。さっきも言ったでしょ。ここは生と死の間の世界。


本当は君はまだここに来るべき人間じゃない。」

と、ミカエルは1枚の資料らしきものを見ながら言った。そしてミカエルは続けて、


「最近多いんだよね。若いのに生きる気力を無くした魂が・・・。

だからちょっとしたことでこっちに紛れ込んでしまう。・・・」


真一はその言葉を聞き、確かにあの時、もうどうにでもなれと思っていた自分がいたことを思い返した。


「はい、そういうわけで、今から真一くんにはゲームをしてもらいます。」

突然のミカエルの提案に真一は驚いた。

この流れでは、このまま死を受け入れるか、現世に戻るかの2択だと思っていたからだ。


「あの・・・何を言って・・・。」


真一が言った言葉を遮るようにミカエルは続けた。

「今日から一週間の猶予を与えます。その間に、真一くんは、一人の人を幸せにしてください。

そしたら君の勝ち。現世に戻してあげよう。幸せにできなければ、君の負け、真一くんの魂をもらいます。

あっ、それから君の素性は秘密ね。僕たちのゲームのことも。」


そう言ってミカエルは腕を伸ばすと、ひらひらと降ってくる書類の中の一枚を掴み取った。

ミカエルはその書類をちらっと見てから、

「ほほう。こうきたか。」

と言って、にやりとした。それから続けざまに、

「はい、君が幸せにするのはこの子ね。」

と言って、見ていた資料を真一に手渡した。

「え?ちょっと待ってください!俺まだやるなんて一言も・・・。しかもどうやって?」

「あ、そうだよね。さすがに難しいよね。そうだ、私の力を3つ付与してあげよう。使い方は自然と分かるから。

まず1つ目の力は私と同じ聖なる力。この力は悪霊や悪意を払いのけてくれる。2つ目は自分の

姿を見えなくする力。自由に姿を見せたり消したりできる。そして3つ目は願えば行きたいところに行ける力。」