生と死と恋の間で~死神?!に恋した陰キャJKの1週間~

昼休みの終わりを告げる予鈴のチャイムが鳴るまで、さくらは、ボブとツインテールの女子二人組が通るのをひたすら待ったが、

とうとうさくらの前に現れることはなかった。

さくらは、がっくりと肩を落とし、教室に戻って行った。


さくらは、その後、5限、6限と授業を受け、HR(ホームルーム)を終え、クラス全員が消えた教室に一人残っていた。

吹奏楽部の練習で、トランペットやフルートが同じメロディーを何度も何度も繰り返している音がさくらの耳に流れてくる。

さくらは教室の窓から、グラウンドで部活をしている人たちをぼーっと眺めていた。

野球部、サッカー部、陸上部にテニス部の各部活の部員たちが、声を張り上げ、それぞれ練習に励んでいた。


『青春だなぁ。みんな頑張ってるなぁ。

なのに、私はこのままゲームに負けて、人生終了か・・・。

この後はどうなるんだろう。この時間軸のまま終わるのか、それとも前に入院していた状態で

最期を迎えるのか??その場合、この一週間の出来事はすっぽりなかったことになるんだろうか?

真一が取ってくれたぬい(ぬいぐるみ)も消えてしまうのかな?』


さくらは頭の中でぐるぐると自分が消えたあとのことに色々と考えを巡らせていた。

『私、今日で死んじゃうんだ。死神はいるけど、神様はいないなんてね・・・。』

と、思った時、さくらの目に、待ちわびていたボブとツインテルールの女子二人組が映った。

『神様もいた!』

さくらは、教室を飛び出し、グラウンドにいるボブとツインテールの女子の元へ大急ぎで向かった。