生と死と恋の間で~死神?!に恋した陰キャJKの1週間~

7日目(火) ゲームの期限最終日の朝

さくらは、とうとう真一とのゲームの期限最終日の朝を迎えた。

昨晩のさくらは、色々と考えるあまり、なかなか寝付けなかったが、いつのまにか眠ってしまっていた。

しかし今朝のさくらは、目覚めると同時に、笑顔になった。

『なんでこんな簡単なことに気づかなかったんだろう。』



さくらは登校すると、真っ先に職員室に行った。


担任の先生がいることを確認し、座っている席まで入って行った。

担任の先生はすぐにさくらに気づき、

「香山さん。おはよう。体調はどうだ?」

と、聞いて来た。

「おはようございます。ありがとうございます。体調は問題ないです。」

と、さくらは答えた。続けてさくらは、

「あの、私の事故の時に証言してくれた人って誰だか分かりますか?」

「ああ、分かるよ。えっとたしか・・・。」

『やった!最初から担任に聞いとけばよかったんだ!』

と、さくらが思った瞬間、担任の隣の席の先生が、

座ったまま回転式の椅子をくるりと動かしてさくらたちの方に向いて、

「先生、だめですよ!守秘義務!個人情報!」

と、担任を諭すように、ゆっくりめに言った。

「ああ、そうでしたそうでした!」

と、担任は頭をかきながら、続けて、

「というわけだから、教えられない。悪い。」

と言った。

「分かりました。失礼します。」

と言って、さくらは肩を落としながら職員室を出た。

『もうちょっとだったのに~。教室で聞けばよかった。そしたら、邪魔が入らなかったのに・・・。』

さくらは諦めきれず、そのままその足で保健室に向かった。

保健室の扉をノックすると、

「ど~ぞ~。」

と、中から保健の先生の優しい声がした。

さくらは、

「失礼します。」

と、言って、扉を開け、中に入ると、

「おはようございます。ちょっとお伺いしたいことがありまして・・・。」

と、丁寧に言った。

「どうした?香山、改まって。」

保健の先生が聞くと、さくらは、

「私の事故の時に、証言してくれた人を教えていただきたいんですが・・・。」

と言った。

「う~ん。」

と、保健の先生は少し悩みながら、逆に、

「知ってどうするの?」

と、さくらに聞いて来た。