生と死と恋の間で~死神?!に恋した陰キャJKの1週間~

階段の上


さくらはあの事故があった日と同じ時間帯に、事故があった場所に来ていた。

確率的に、目撃者がここを通る可能性が一番高いからだ。

この場所は、学校の食堂に続いており、学食利用者の全学年がここを通らなければ、学食には行けないのだ。
だから利用者は必ずここを通ることになる。


少し早かったようで、まだ学食帰りは男子ばかりだった。
基本、男子は爆速で食べて爆速で教室に戻る傾向がある。

男子ばかりの3人組…4人組・・・2人組・・・
次々と男子ばかりが通り過ぎていく。

それに比べて女子は、遅めに学食を出て、お手洗いに寄ってから教室に戻る。

学食利用者はほとんどが同じメンバーだ。

『きっとあの時の二人組も必ずここを通るはず・・・。』

さくらは、あの時の女子二人組が通るのを待った。

しかし、女子の二人組は数組通ったが、あの時のボブとツインテールの二人組らしき人物は通らなかった。


そして、昼休みが終わる予鈴のチャイムが校内に虚(むな)しく響き渡った。